携帯オーディオプレーヤー片手に京都・近江へGO!
「京都フリーウォーク」は、iPodなど携帯オーディオプレーヤーに取り込んだ音声ガイドを聴きながら、古都・京都を中心に巡り、体験する新しいスタイルの観光案内システムです。
京都のウォーキングディクショナリー・市田ひろみさんが、“京都通”のためにとっておきのスポットを紹介。歴史、暮らし、伝統工芸など京都の魅力を網羅しました。
元治元年(1864)6月5日、尊王攘夷派によるクーデター計画を知った新選組は、深夜、三条小橋西詰の旅籠(はたご)「池田屋」で密議中の長州、土佐、肥後各藩の尊攘派志士約20人を、近藤勇率いる精鋭10人で襲撃した。倒幕派の実力者7人が斬殺され多くの者が捕縛されたこの事件により、維新が1年遅れたといわれる。一方、新選組の名はこれを機に知れ渡った。池田屋は現存せず、繁華街の一角となった跡地に石碑が立っている。
天保年間(1830~44)創業、京都各宗本山の御用達として寺院扇を納めてきた老舗。国内外の観光客でにぎわう立地から、オリジナルの夏扇(なつせん)をはじめ舞扇(まいせん)、茶扇(ちゃせん)、祝儀扇などあらゆる種類の扇を扱う。京友禅染や西陣織、蒔絵など伝統工芸を駆使した扇は京ならではの逸品。扇の絵付けなどの工房体験もできる。扇の修理も行っている。
昭和15年(1940)開業、多くの文化人に愛されてきた喫茶珈琲店。レトロモダンな店内には、吹き抜けのホール席やテラス席、開業当時を再現したメモリアル館など居心地の良い空間が広がる。「アラビアの真珠」は創業当初からの定番ブレンド。自家工場で毎朝丁寧に焙煎されている。池波正太郎(いけなみしょうたろう)が絶賛したビーフカツサンドをはじめ、本場の製法を受け継ぐドイツ菓子も人気。
京都の歴史と文化が通覧できる総合文化施設。わかりやすい歴史展示室、京都ゆかりの美術工芸作品が一堂に会する美術工芸展示室、京都府所蔵の映画資料を上映・展示する映像ホールの3つの常設展のほか、年間を通して話題性豊かな特別展も開催している。江戸末期の京の町並みを再現した「ろうじ店舗」では食事と買い物を楽しめる。赤レンガの別館は明治39年(1906)竣工の旧日本銀行京都支店の建物で、重要文化財指定。
京都が世界に誇る伝統工芸品の美と技を社会へ発信する施設。各工芸を代表する作家の企画展の開催とともに、各工芸界の逸品、また京都伝統工芸大学校生の作品を常設展示している。実演コーナーでは、京焼や京漆器、竹工芸などの創作の様子を見学できる。またものづくり体験コーナーも設けられており、現場の職人による本格的な指導のもと、伝統工芸の魅力を体感できる。